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ILS(In-Line
Skate)とは、アイススケートの刃が車輪になったスケート靴のことです。
ローラースケートと似てますが、車輪が一直線に並んでいるのでシャープなコーナリングができます。
略称は、「ILS」または「SK8」と呼ばれています。
ILSと一言に言っても様々な楽しみ方があります。
最も手軽な楽しみ方です。
ランニングによる有酸素運動になり、ジョギングに比べて膝にかかる負担が小さいILSの特徴を利用して日頃の運動不足を解消を目的とします。
最近ではフィットネススタジオでILSを履いてエアロビを行うところもあるようです。
また、気の合う友人を喋りながら、ゆっくりとただ滑るのも楽しいですよ。
マラソンのように長距離を滑ります。
ある程度のスキルがあれば結構簡単に行えるとこができます。
新しい発見があったり、ちょっとした冒険気分を味わえます。
街中を滑る事です。
いつもの見慣れた風景が違って見えるでしょう。
歩行者以上自転車未満のスピードは、私たちに意外な発見をさせてくれます。
また、車椅子の人の苦労を実感できたりします。(苦笑)
街中というシチュエーションなので常に危険が伴います。さらに周りの人に迷惑にならないよう注意する必要があります。走行マナーと確実なブレーキングテクニックが要求されます。
お巡りさんのお世話にならないように注意しましょう。(^^;
アイスホッケーのILS版といった感じです。
華麗なテクニック、エキサイトな内容はアイスホッケーそのままです。
バート(ハーフパイプ)やジャンプランプを使用したエアトリックを行います。
Coolなトリックを決めれば、ギャラリーはそれに応えるでしょう。
階段の手すりや縁石を利用したグラインドトリックを行います。
こちらもCoolなトリックを決めれば、ギャラリーはそれに応えるでしょう。
スピードスケートのようにスピードを競います。
「スピードこそ全て」というシビアな世界です。
パイロンなどの間を交互にターンして、ターンテクニック&スピードを競います。
ただ早くターンするだけでなく、色々なトリックを組み込みギャラリーに「魅せる」スラロームもあります。
スキーの操作感覚に近いILSで、雪がないオフシーズンのトレーニングを行えます。
特に「ファンスキー」の感覚はILSに非常に近い物があります。
色々な楽しみ方があると同時にそれに適した色々なタイプのブーツがあります。
最も一般的なブーツです。
フィットネス・レクリエーション・ロングラン・シティラン・スラローム・スキートレーニング(上位モデル)
と幅広く対応しています。
かかと部分にブレーキが付いているのが特徴です。
初心者のうちは、このブレーキにかなりお世話になる事となります。(笑)
アグレッシブ・ストリートに対応したブーツです。
ウィールが小さく、2番目と3番目のウィールの間があいてるのが特徴です。
ウィールが小さいのは低重心のため、2番目と3番目のウィールの間があいてるのはグラインドするためです。
激しい運動や衝撃に耐えられるようになっていて、破損や寿命に備えて各パーツを交換できるようにもなっています。
文字通りホッケーに対応したブーツです。
素早い動きに対応する操作性と耐久性を兼ね備えています。
締め付けは紐式が普通です。ウィールは小さめ。
レース・スラロームに対応したブーツです。
ウィールが大きく、ベアリングも最高の物を使っています。
上級者モデルは片足に5ウィール装備しています。
ショップに行くと先ほど述べた、たくさんの種類のブーツが並んでいます。
もし、あなたが初めてILSを始めるなら、迷わずフィットネスタイプを購入してください。
なぜなら、他のタイプはブレーキが付いていませんので止まるためにはウィールをスライドさせて止まるブレーキングテクニックを身につけないといけないからです。
ちゃんとブレーキ無しで止まれるようになってから、自分が目指してるタイプのブーツを購入しましょう。
基本は何事も大事ですよ。(笑)
締め付け方式は、自分の好みで良いと思いますが、足首はバックルタイプの方が確実なのでオススメです。
足首が緩むとブーツがふらついてしまい、真っ直ぐ滑れなくなってしまいます。
アスファルトやコンクリート舗装の上を高速で滑ったり、飛んだりしますので、怪我には気を使う必要があります。
痛い思いをしないためのプロテクターは必ず装着しましょう。(経験者談)
プロテクターは
の3種類があります。セットで売っているものもありますし、バラバラで売っているものもあります。
初めは3点セットになっている物を購入するのがお得でしょう。
プロテクターを選ぶ場合には、必ず試着するようにしましょう。
ブカブカでずれてしまっては意味がありません。特に膝は動きが激しいと同時に、ここを怪我する確率が多いので、よく吟味しましょう。
お店の人と相談しながら決めるのが無難です。
その時に自分はどのタイプを目指しているかを伝えた方が良いでしょう。それによってプロテクターのタイプも変わってくるからです。
また、お尻を強打する事が多いので「ピッププロテクター」もあると恐怖心が和らげられ、上達が早くなります。
スノーボード用やスノーブレード用の「ピッププロテクター」で十分です。
その代わり、かなり蒸せますが、背に腹は代えられません。(笑)
また、お風呂マットを切ってお尻のポケットに詰め込んで代用する人もいます。
個人的に「ピッププロテクター」は、初心者の方には必須だと思います。
ある程度、使い込んでくるとパーツもヘタり交換行う場合が出てきます。
そんな時、慌てないように基礎的なことを覚えましょう。
※ここまで来ると、私の解説も正確さが怪しくなってきます。ご了承ください。(^^;A
下図はILS(フィットネス・ハードブーツタイプ)の各部分の名称です。

下図はILSで最も重要な足周りの構造です。
パーツ交換と言った場合、ほとんどがここを触ることとなります。

文字通り車輪の事です。
ホイールでも良いのですが、なぜか格好良く「ウィール」と発音しています。(笑)
ウィールには2つの規格を参考にしてチョイスします。
ウィールに「XXmm」の印刷があります。
これがウィールの直径を表します。
ブーツによって何mmから何mmまで使用可能か違っていますので説明書を確認してください。
初めに自分のブーツに標準で付いてる物やアップグレード可能なサイズを暗記しましょう。
なぜなら交換時にはウィール表面に印刷された大きさや堅さの印刷がすり減って消えていますし、そのころにはブーツに付いていた説明書は捨ててしまってるからです。(笑)
ウィールに「XXA」の印刷があります。
これがウィールの堅さを表します。
通常「82A」を基準とします。
ただし、アグレッシブの小さなウィールの場合、柔らかいとすぐにウィールが使用不能になりますので「90A」が基準となります。
基準より上の数字のウィールを「固いウィール」、基準より下の数字のウィールを「柔らかいウィール」と呼びます。
また、コア形状や、滑走面形状の違いがあります。
しかし、タイプによって既に決まってしまっていますので気にする必要は無いと思います。
「ふ〜ん」って程度でOKです。
2種類あります。
ウィール中心部が自転車のスポークのようになっています。
ウィールの重量を増さずに大きく出来るためスピード・フィットネス用のウィールは、このタイプです。
また、ウィールの重量配分を外周部に集め遠心力が増すようになっています。
ウィール中心部が空いていません。
衝撃に強いのでアグレッシブやホッケーの一部がこのタイプです。
スピード・フィットネス用のウィールは尖っています。
これにより速いスピードでコーナーを曲がれます。
逆にアグレッシブ用のウィールは安定性を増すため平らになっています。
では、まとめてみましょう。
| ブーツの種類 | ウィールのサイズ | ウィールの硬度 | 滑走面形状 | コア形状 |
| スピード | 76〜80mm | 78A | 尖ってる | オープン |
| フィットネス | 70〜76mm | 78A〜82A | やや尖ってる | オープン |
| ホッケー | 64〜76mm | 78A〜82A | 中間 | クローズ |
| アグレシッブ | 54〜62mm | 88A〜100A | 平ら | クローズ |
※ウィールの使用可能なサイズは必ず説明書で確認してください。
ウィールをフレームにつなぎ止めているネジです。
通常は直径6mmです。サロモンは8mmですので注意してください。
絞める場合は「きつく絞めすぎてウィールの回りが悪くなった」と言うこと無いように注意しましょう。
軸受けの事です。
これにも「ABEC(エイベック)」と言う規格があります。
1〜7の奇数番号のみ存在しています。
| ABEC1 | ABEC3 | ABEC5 | ABEC7 | |
| 回転 | 劣 | → | 優 | |
| 値段 | 安 | → | 高 | |
数字が上がるほど、高価になりますが回転がスムーズになります。
勿論、スピード系のブーツは「ABEC5」を使用します。
最近では「ABEC7」と言うのもあるのですが、よく知りません。(^^;
また、「シールドタイプ」・「オープンタイプ」の2種類があります。
これはベアリング側面部が蓋で覆われているかいないかの違いです。
「シールドタイプ」は砂やほこりを防いでくれます。
「オープンタイプ」砂やほこりが内部に入り滑走中のトラブルが起きやすいです。
しかしメンテナンス性に優れ、手入れが良ければ長持ちします。
(現在では「オープンタイプ」は、ほとんど無いはずです)
「シールドタイプ」でも「両面シールド」・「片面シールド」・「片面シールドでもう片面はメンテナンス用キャップ」と様々な種類があります。
(「足周り構造図」のベアリングは「両面シールド」です)
「両面シールドタイプ」は、しっかりしてますが手入れが、かなり面倒です。
純正品は「両面シールド」が、交換パーツは「片面シールド」が、ほとんどだと思います。
また、「シールタイプ」と言う物もあります。
これは側面内側にテフロンシールが貼ってあるものです。内部には高粘度のグリスが注入されており、メンテナンスの必要が無い物です。ただ、グリスが高粘度ですので回転効率が悪くスピード系には向きません。
ちなみにベアリングをウィールから外すには専用工具を用意した方が楽です。
K2はブーツに添付されているようです。
ベアリングはウィールの表側・裏側で1つずつ必要です。
そして2つのベアリングに挟まれているものが「スペーサー」です。
実際にシャフトを通すのはベアリングではなくスペーサーを通す事となります。
スペーサーにも「プラスチック製」と「金属(アルミ)製」の2種類があります。
「金属製」の物を使用すると耐久性が上がり、ウィールの回転効率も良くなると言われています。
(私には、よく分かりませんが・・・(^^;)
ちなみにサロモンは、従来のようなスペーサーがなく、8mmシャフトをダイレクトにベアリングに差し込んでいます。
せっかく楽しませてくれたのですから、愛情を持って手入れをしてあげましょう。
一体型のはダメですが、インナーブーツタイプの場合、インナーをシェルから引っぱり出し陰干ししましょう。
しないと、フィッテングが悪くなったり、異臭を放ったります。(^^;
スキーブーツより出し入れは苦労しないはずです。
いつもは六角レンチを使ってシャフトを抜きウィールを外して、ベアリングに付いた表面の汚れを拭いて綺麗にします。
いつもより汚い場合は、ベアリングもウィールから外して拭きます。
両面シールドベアリングの場合、シールドを外して内部を掃除するのも可能ですが、なれた人に教わってから行ってください。
潤滑も忘れずに。
グリスだと両面シールドベアリングの場合シールドを外さないと無理ですので「CRC」のようなオイルを使用する事になると思います。
勿論、ILS専用のグリス・オイルもあります。・・・高いですが。(^^;
(「CRC5-56」のような、多用途・多機能防錆・潤滑剤には研磨剤が含まれているのでベアリングにとってホントは良くありません。しかしベアリングの耐久年数を考えると必ずしも「ダメ」とは私は思っていません。もし、ミシン油が入手可能な場合はそちらを使用してください)
オイルの場合、落ちるのが早いですから周1程度で再潤滑しましょう。
「超音波洗浄機」があるリッチな方(笑)は、これでベアリングを洗浄するのも良いでしょう。
ただし、グリス・オイルが飛んじゃうので、よく乾燥してから、潤滑を必ず行ってください。
パッドが付いていない方を上にして日に干しましょう。
干さないと異臭を放ちます。これが結構強烈な匂いなんです。(^^;
洗濯したい場合は、除菌効果のある薬用石鹸を使って、手で揉んで洗い、よく濯いでから、洗濯機で脱水し、干します。
「洗濯まではしたくないけど匂いは消したい」と言う方は、P&G社から出ている「ファブリーズ除菌プラス」と言う製品もあるので使ってみてはいかがでしょう?
(注意:私はP&G社の回し者ではありません。(笑))
回りに上手い人がいたら、その人を捕まえましょう。その人が面倒見のいい人だとラッキーです。(笑)
雑誌やビデオを参考にするのもいいです。
ビデオはスロー再生や巻き戻しで動きを繰り返しチェックできるのでオススメです。
世間のILSへの認識は正直言って低いです。
それを十分心得てトラブルのない楽しい滑走を・・・。
さぁ、全ての準備が整いました。
ILSは、あなたの生活のちょっとしたスパイスになってくれるでしょう。
「非日常」は、こんなにも簡単に手に入れることができるのです・・・。